【第5回】
三重県鳥羽市小浜・小浜港

浜辺屋
2002.6.1


・ウタセエビで大物を狙える三重県鳥羽へ!    
  活きのいいエサほど魚の食いがよくなるのは、皆さんもご存じの通 り。生きたエサが魚の前でアクションを披露すれば、魚は思わずパクッと口を使う。そこで今回は、生きたエビ・ウタセエビを使った大物釣りを紹介する。ウタセエビを使った船釣りは三重県が有名。しかもこの時期、鳥羽ではスズキやマダイがコンスタントに上がっているのだ。これは行くっきゃないということで、今回鳥羽市小浜の浜辺屋さんに取材をお願いした。
 
・初心者にも期待が高まるウタセの釣り・・・果 たして!  
 ウタセエビを使った釣りは午前と半夜の釣りがある。午前の釣りは良型のスズキやマダイのほか、メバルやアイナメ、チヌやソイなどいろんな魚が狙える。半夜の釣りではマダイ主体の釣果 となる。
  最近、好釣果が上がっているのは午前の釣り。何よりウタセエビの釣りが初めてという超初心者でも、お土産がほぼ確実なのが嬉しい。また、この釣りは船頭がポイントにマキエ(ウタセエビ)をしてくれるため、竿先に集中できる。しかも初心者にも「大スズキヒット!」の可能性もあるのだ。
 
・取材当日は2枚潮・・・苦戦か!?
 6時30分に出船。今日のポイントは飛島沖人工漁礁 、水深は23mと沖釣りにしては浅めだ。
  ポイントに着いてアンカーを降ろす。仕かけはハリス5号、胴突き3本針の船頭仕掛けを使用する。さっそくとばかりに仕かけを降ろすと、潮の流れは北から南なのに、90度違う西に向かって道糸が流れていく。
  ひどい2枚潮だ。船頭にポイントについて聞くと「今は上潮で、もうすぐ満潮になる。下げ潮になれば底潮も表層の潮と同じ、北から南に流れるよ。このポイントは下げ潮のポイントだから、満潮から下げ潮に変わる時が期待できる」と適切な説明をしてくれた。
  話を聞いている間に、手釣りで挑んでいる一志郡白山町の藤村正義さんがさっそくイシモチをゲット、まだマキエもしていないのにだ。毎日このポイントにマキエをしているので、多くの魚が集まっているようだ。そこで船頭があらためてマキエを開始!潮の流れ、水深などを考えて、パラパラと海面 に撒く「上撒き」である。
  すると藤村氏が連続でイシモチをゲット、25cmクラスのメバルやガシラも次々とあがる。すると竿釣りで挑戦中の一志郡嬉野町の飯田和芳さんにも型のいいイシモチが食いついた。
 
・大物到来! 出たスズキの70cmオーバー! 
 その後はすぐにアタリあるものの、掛かるのはイシモチばかり。40cm級の良型も混じっているのだが、やっぱり狙いはスズキやマダイである。そこで両氏ともイシモチが食わないように、底から5mくらい上にタナを合わせていく。
  すると、2枚潮が緩んできたなと思ったその時、手釣りの藤村氏に大物がヒット! 強烈な引きをかわして海面 に浮いてきた大きな魚体は70cmオーバーのスズキだ。船頭の言葉どおり下げ潮のかわりばなに食ってきた。大物狙いのチャンス到来である。
  下げ潮が徐々に効いてくると、今度は飯田氏の竿が大きく曲がる。上がってきたのはなんと45cmのソイだ。見るからにうまそうにパンパンに肥えている。その後飯田氏はすぐに同クラスのソイをゲット。高級魚のソイを連続ゲットである。なんて羨ましい…。
 
・スズキにマダイ、下げ潮がもたらす賑やかな釣り
  しばらくすると藤村氏も負けじと型のいい魚を掛けた。あんまり抵抗せず海面 まで姿を見せたのは、またもや70cmオーバーのスズキだ。ところが姿が見えたとたん、必死の猛反撃を開始。海中に向かって走り出し、藤村氏がそれに合わせて糸を送る。スリリングなやり取りを繰り返してやっと玉 網に収まった。
  次々に魚が掛かり、イケスの中がどんどん賑やかになっていく。完全に下げ潮にかわり、流れるスピードが速くなってくると、飯田氏にまたもやヒット! 先ほどのソイよりもよく引いているようだ。仕かけを手繰っていくと海面 にピンクの魚体がユラユラと姿を現した。玉網に収まったのは綺麗な42cmのマダイ。
 
・当日の釣果
 この日の釣果は、藤村氏はスズキ75cmと72cmにハネの38ー50cmを5尾とメバル23ー25cmを4尾にアイナメ32cmとイシモチ30ー42cmを20尾前後、飯田氏はソイ35ー45cmを3尾にマダイ42cmと35cmにメバル23cmとイシモチ30ー42cmを20尾前後をゲットした。
 
・船長からのアドバイス
 スズキのアタリはまず最初にコツンとくる。これはスズキがウタセエビを口先でくわえた時に出るアタリだ。ここでアワセても針掛かりしにくい。3〜4秒待って「じわー」という魚の重みを感じてからアワセよう。 それとタナの基本は底から3ー4m上。このタナを守って釣ろう。
  最後に、ウタセエビの釣りはやっぱりエビの生きが命。針の刺し方が大事だ。エビの口から刺して角の付け根に針先を少し出す。刺し方がわからない方は詳しく説明しますので、聞いてくださいね。
・今後の展望
  ウタセエビが手に入りさえすれば、今後も面白い釣りができるとの事。皆さんもウタセエビで大スズキやマダイなどを狙ってみてはいかがしょうか。
 
・ところで記者の釣果 は ・・・?
ちなみにこの日は記者も取材の合間に竿を出してみた。残念ながら大物ゲットとはいかなかったものの、頻繁にアタリがあり良型のイシモチを2ケタ釣りできた。これなら土産の確保は十分できそうである。イシモチは脂がのっていて非常に美味しかったです。
 
・問い合わせは
浜辺屋(0599・25・2259/090・4112・3182)
乗合船:小物釣り   1人7000円(エサ付き)
    大物釣り   1人12000円(エサ付き)
イカダ:3500円 (エサ別 )カセ :4000円(エサ別 )
民 宿
  乗合利用者は1泊2食付き8000円(平日のみ)
  一般宿泊は1泊2食付き10000円(休日前は12000円)
定休日はなし
出船時間は電話で問い合わせを
藤村さんが強烈な引きをテクニックでいなし、見事ゲットした70cmオーバーのスズキ。

飯田さんにソイとは違う引き、綺麗なマダイでした。大きさは42cm。

さらに飯田さんは、パンパンに肥えて非常に美味しそうな45cmのソイも釣りました。

今回の釣りの最大のキーとなるウタセエビは出船前に湾内のイケスから調達します。

スズキを釣り上げた藤村さんには物足りないかもしれないが、良型のガシラ。

釣り人にはこの瞬間が非常に楽しみです。今回は良型のソイが姿をみせました。

このソイ見てください! 夕食の食卓にはこれが…。ぜひ食べてみたいものです。