【第4回】
兵庫県揖保郡御津町・室津港

住栄丸
2002.5.19


・年なしサイズを目指して家島群島へ!  
  水温の上昇とともに様々な魚の動きが活発になってきた。そのなかでも今の時期、釣り人に人気が高いのがチヌだ。産卵のため、普段はなかなかお目にかかることが出来ないようなビッグサイズが岸近くに集まり、記録更新のチャンスとなるのだ。というわけで今回は、兵庫県揖保郡御津町・室津港から出船している住栄丸に乗船し、屈指のチヌ場・家島群島でのチヌのオキアミのフカセ釣りをリポートしよう
 
・当日は雨・・・期待?がもてる  
 取材当日の5月19日は朝から雨で薄暗い。警戒心が強いチヌ狙いにはこんな天気のほうがよいのでは、と期待に膨らませ10時に渡船に乗船する。 津田船長に状況をたずねると、今年は水温の上昇が遅く、タナが深いとのこと。そのうえ、数日前から雨が降ったり止んだりしているため、さらに水温が低下しているという。この状況で、はたしてチヌは口を使ってくれるのだろうか。そんな心配をしていると渡船が釣り場に到着した。
 
・ベテランの中村、山田両氏とともに網手の波止へ 
  今回同じ釣り場にあがったのは中村正男氏、山田丈二三氏、2人は磯ではなく波止を選択した。波止に渡り終えて中村氏にその理由をたずねると「今、チヌは沖寄りの磯より、岸寄りの磯や波止に寄っているので・・」との答えが返ってきた。今の時期は潮通 しのよい沖磯が常に最良というわけではないらしい。常連さんが言うからこの情報はまちがいなし、というわけで同じ波止へとあがった。
 
今回の釣行ポイントである網手の波止。ここで好釣果 が・・・!
・波止にはすでに43cmが姿を見せていた 
 すでに波止では、朝から渡って釣っていた柿内穂氏が43cmをあげていた。状況をたずねるとかなり食いが渋いとの事。やはり雨のため、水温低下が影響しているようだ。
  中村氏、山田氏はすぐ釣りを始めず、じっくりとポイントを選定している。そして波止の根元のテトラ側に並んで釣り座を構えた。他の釣り人と比べると1番岸寄りである。手前は浅く、底がうっすらと見えているので釣りになりそうにない。
 
・ベテランの釣法&仕掛け
  すると2人して、およそ25m先にマキエを始めた。遠投釣法だ。マキエがバラケないように、正確にポイントに打ち込んでいく。しばらくマキエを続けた後、仕かけを投入する。 釣り方は円錐ウキを使った、オーソドックスなフカセ釣りで、ウキ下は3ヒロ。エサはマキエ、サシエともにオキアミ。 距離があるため、2人とも比重のある、若干大きめの円錐ウキを使用している。
  両氏の釣り方を見ていると、マキエのテンポがとてもよい。一定のリズムでのマキエである。仕かけの投入後ウキの周辺に3−4投、潮に乗せて仕かけを少し流し2〜3投、仕かけをあげる直前にさらに2ー3投。いずれも、マキエの投入点はかえていない。たえず同じ筋にマキエの帯を作ることで、チヌをポイントに釘付けにする。
 
・な、な、なんと1尾目から年なしが姿を見せました!
  それでも朝から釣っている人たちは、離れたところで長時間マキエをしている。そのため、ポイントを作って魚を寄せるのに時間がかかるのではと考えていると、その不安はどこへやら釣り始めて20分もしないうちに山田氏にヒット! 竿を見ると魚が首を振っているのがわかる、チヌだ。1号の竿は大きく弧 を描き、一発目からかなりの大型がヒットした模様。重量感のある引きでなかなか寄ってこない。
  かたずを飲んでやり取りを見ていると、ようやく魚がその姿を見せた。チヌが身を翻すたびにギラギラと鈍く光る。その魚体の大きさに見物人からも皆口々に「でかい!」と声が漏れる。やっとの事で玉 網に納まったのはなんと55.2cmもある年なしサイズであった。1尾目からこのサイズある。乗っ込みで大型が狙えるとはいえ、さすがチヌのメッカ家島群島だ。
 
・当日の釣果
このあと、山田氏は12時50分に44cm、14時に39cmを仕留め計3尾を釣りあげた。中村氏はというと昼頃の35cmを皮切りに、14時40分に43cm、15時50分に33cm、16時10分に40cm、16時50分に41cmの計5尾をあげ、前半好調だった山田氏からバトンを受けたがごとく、コンスタントに釣りつづけた。  
 
・これからはグレも面 白くなってくる
  他の狙い物では梅雨が明けたころからスタートするグレも面白い。30cmまでではあるが2ケタ釣りが楽しめるそうだ。また、当日は小豆島の磯で天然のマダイが6人で22尾という好釣果 もでていた。これもフカセ釣りでの釣果でこちらも魅力的だ。
注:マダイは狙える磯は少ないので問い合わせが必要。
 
・結果 は満足のいく釣果!
終わってみれば、水温の低下も忘れるぐらいの好釣果で、型、数ともに十分満足いく内容となった。取材に訪れた住栄丸の津田船長によると、今後約1ヶ月くらいは乗っ込みのチヌで面 白い釣りができるそうだ。その後は型よりも数釣りが楽しめるとのこと。チヌのメッカ家島群島にみなさんもぜひ出掛けて見てください。
 
・問い合わせは
住栄丸(07932・4・0351)
磯渡船:唐荷島方面   2500円
    家島群島一帯  3500円
    小豆島方面   4500円
筏:4月6日解禁(11月末日まで)
  エサ込みで6000円(ダンゴ、アケミ貝)
定休日はなし
出船時間は電話で問い合わせを
開始早々20分でいきなり山田さんにヒット! 姿を見せたのは55.2cmの年なしサイズ

今回は中村正男さん(手前)、山田丈二三さん(奥)にご協力頂きました。

中村さんも負けじと43cmの良型チヌをゲットしました。それにしてもきれいな魚体だ。

中村さんは33ー43cmを5尾釣り上げました。

見よ!この強烈な引き込み。この引きは年なしサイズでないと味わえません。う〜んたまらないですね。

中村さんは、良型サイズをこの日は5尾釣り上げました。

先に網手の波止に渡っていた柿内穂さんは、すでに43cmのチヌを釣り上げていました。

住栄丸の津田船長。